こんにちは。松葉研究家の及川美由紀　みぃちゃんです。

松竹梅はめでたいものの代名詞

今まで、松竹梅といえば、めでたいものの代名詞でした。

または、お寿司やお料理のコースを選ぶもの（笑）

松は、雪が降る寒い時期でも葉を落とさない、ということからめでたいと言われるようになったそうです。

江戸時代の飢饉を救った松

松の葉だけではなく、松ぼっくりも食用になりますし、大陸の五葉松からは松の実が採れます。

また、江戸時代、飢饉が激しい時期、食べ物の無くなった東北地方では、木の皮を剥いて食べたとか。

飢えの為に庭木として植えなさい、とお達しがあったほどです。

また、松やにというように、松からは油も採れますし、松明――明かりとしても重用されました。
それだけ、人の生活に根付いていた松。

でも、今では軽視されています。

松と日本人

という書籍。

ここにこれまでの日本人と松の関係性について詳しく書かれています。

これだけ身近にある植物で有用性が高いのに、見過ごしてはもったいないです。

ビタミンCやビタミンAという抗酸化作用の高い栄養。

必須アミノ酸がすべて含まれている。

緑黄色野菜に含まれているファイトケミカルもたっぷり。

そんな松を活用していければ。

これから世が大きく変わっていくときだからこそ、松の重要性が見直される時期なのかな？と思っています。