躍る大地

松葉は呼吸する

 

 

こんにちは。

 

松葉研究家の及川みぃちゃんです。

 

日頃、松の枝から松の葉っぱを摘んでいます。

 

そして、その松葉をカットしてこのような瓶に入れています。

 

この瓶、蓋をしていないですよね。

 

それには理由があるのです。

 

 

松葉は枯れるまで呼吸する

 

 

松の葉を枝が外し、一度洗って、乾燥させます。

 

だから、表面は乾いています。

 

その乾いた松葉を包丁で切ります。

 

その切った松葉を瓶に入れておくと、瓶が曇るのです。

 

乾燥材を入れていても、湿気がこもって瓶の内側が白くなります。

 

そのままほおっておくと、腐ってしまうのです。

 

 

松葉は、切るとそこで呼吸しているように見えます。

 

表面は乾燥したように見えて、まだまだ新鮮な状態なのです。

 

瓶が曇らなくなるのは、松の葉っぱが茶色くなってから。

 

それまでは、松の葉の呼気で瓶は曇ります。

 

 

他の植物は呼吸しているの?

 

わたしは松葉以外に、スギナも乾燥させてお茶にしています。

 

スギナも一度洗って、天日干しして乾燥させます。

 

それ以上、色が変わることはないですし、変化が見られません。

 

松は枝から外しても生きている。

 

それは松だけなのでしょうか?

 

 

つぼみの切り花は花を咲かす

 

花屋さんで購入した切り花。

 

なかには蕾がついたお花もあるでしょう。

 

その切り花。

 

もし、命が断っているのなら、あとから咲くことはありません。

 

でも、花瓶に差したあとでも、水さえあれば、花を咲かします。

 

植物の生命力ってすごいなぁ~と改めて感じます。

 

 

できれば新鮮な野菜のような感覚で

 

最近、ぽつぽつと自分で作った松葉のお茶を販売始めています。

 

まだネットで販売するほどの量を安定的に作れておらず、縁ある友人が買い求めてくれています。

 

その松葉のお茶に賞味期限を設けているのですが、とても短いです。

 

赤松葉とスギナのブレンド茶は賞味期限が一か月。

 

松葉を蒸して作った煎茶風松葉茶が二か月。

 

それは、松葉が緑のうちに飲んでいただきたいから。

 

商品によっては、作っている過程で、次第に茶色になったものも混じります。

 

しかし、ほとんどは葉が緑の状態で商品にしています。

 

茶色くなっても、松葉の効果効能は変わらないかもしれません。

 

しかし、新鮮なうちに飲んでほしい、という願いで、賞味期限は短くしています。

 

もしかして、パック詰めしてから、松葉が呼吸して、悪い状態になってしまうのでは?

……なんていう懸念も持っているのは、正直な氣持ちです。

 

松葉を扱って、数か月。

 

まだまだ勉強は続きます。

 

 

この記事を書いた人

及川美由紀(みぃちゃん)

1969年生まれ東京都出身。2022年鎌倉より山形県酒田市に移住。「庄内に住むのなら松の良さを広めなさい」という内なる声に導かれて松仕事を始める。(好きなこと)文章を書くこと、夫と踊ること、氣功すること、ヴィーガン料理を作ること。著書に「心の病は自分で治せる」がある。愛読書は「大日月地神示」。

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