松葉味噌|自分で作る味噌に松葉を入れる|松葉活用法⑦
こんにちは。松葉研究家の及川みぃちゃんです。
松の活用方法は様々。
松葉のジュースにしたり、煮出して松葉茶を作ったり。
栄養豊富な松だからこそ、もっと他にも活用したい!
今回は、この寒い時期ならではの松葉の活用法をご紹介します。
最後までお付き合いいただけるとありがたいです。
自分で味噌を作る
毎日味噌汁を飲んでいる人は、がんになる率が低いといわれています。
抗酸化作用・コレステロール抑制・胃潰瘍や二日酔いの予防効果も。
元々日本人にはなじみの深い味噌。
毎日お味噌汁を飲むことは、とても健康に効果があります。
わたし自身は2日飲まないだけで落ち着かなくなります(笑)
それだけ身近な調味料である味噌。どこで手に入れているでしょうか?
スーパーなどで売っている味噌には添加物が入っているものもあります。
安全な味噌を食べたいと思っているなら、一度味噌造りに挑戦したみるのも一つの方法です。
作ってしまうと、出来上がりが愉しみになります。
なにより自分の作った味噌が食卓で活かされると、食事が愛おしく、愉しくなります。
また、家族の笑顔も増えることでしょう。
今の寒い時期は味噌造りに最適な時期。
味噌造りって大変?
自分で作ることはできるの?
そんな疑問を持つアナタにも。
今回は、味噌の作り方と共に、松葉も入れた「松葉味噌」をご紹介します。
味噌造りの材料
味噌を作る材料です。
- 大豆
- 麹
- 塩
- 種味噌(用意可能な場合)
- 松葉 赤松でも黒松でも可(松葉味噌の場合)
分量ですが、多く作るのは、手間がかかります。
例えば、大豆2キロ・麹2キロの分量を二人で作業するのに、3時間程度かかりました。
初めて挑戦する場合は、少な目のほうが作りやすいかもしれません。
でも、一年分しっかり作ってみたい!という方は、最初から大量仕込みに挑戦してみてください。
出来上がり2.5kgの場合
・大豆 500g
・米麹(乾燥麹) 1kg
・塩 300g
味噌の作り方
①大豆を洗う
汚れが付いているので、ごしごし洗います。
②大豆を水に漬けておく
冬なら一昼夜、寒い時期でなければ一晩、大豆を水に漬けます。
大豆は水を吸います。
500gの大豆に対して水2リットルの水をいれておきます。
ボウルは大きめのものを使うとよいでしょう。
③大豆を煮る
大豆を煮ます。漬けておいた水は一度捨てます。
大きな鍋でコトコト煮ていきます。
約5~6時間。
豆が指で潰れるまで、とレシピには書いてありますが、そこまで柔らかくするのは、案外時間かかります。
火の通り具合ではもっとかかるかもしれません。
今回はわたしが作る量は多かったので、半分を圧力なべを使いました。
湯気が出て圧がかかってから10分。火を消して10分。
これでも、まだ豆が指でつぶせるほどではなかったので、もう少し長めかな?
④乾燥麹を戻す
大豆を煮ている間に、麹を戻します(乾燥麹を使う場合)。
65度~70度程度のお湯を乾燥麹に混ぜていきます。
ほんわりと優しい香りが立ってきます。
ちょっと湿る程度に混ぜればOKです。
⑤麹と塩を混ぜる
出来上がった柔らかい麹に塩を混ぜておきます。
ムラがないように、均一になるよう混ぜます。
⑥豆をつぶす
ゆで汁から大豆を上げます。
ゆで汁は後から使うので、捨てないように。
柔らかくなった大豆を、つぶしていきます。
大豆を潰す方法は、①すり鉢でつぶす②マッシャーでつぶす③餅つき機を使う④ビニールに入れて手や足でつぶす等いろいろです。
我が家はすり鉢とマッシャーでつぶしました。
量が多いと、この作業が一番大変です。
「我が家は機械化が遅れているからね~」などどいいながら作業しました(笑)
⑦つぶした大豆と塩麹を混ぜる
つぶした大豆に塩を混ぜた麹を混ぜていきます。
だいたい混ぜてから、先ほどの大豆の煮汁を加えていきます。
煮汁は多すぎても樽に入れたときに、柔らかくなりすぎます。
ちょっと固いかな、という量で充分です。
煮汁を一度に入れるのではなく、少しずつ様子を見ながら加えてください。
しっかりじっくりと混ぜてください。
もし、種味噌がある場合は、このタイミングで混ぜ込みます。
種味噌があると発酵しやすいです。
ない場合は、作って1っか月経ったときに天地をひっくり返します。
そうすることでより発酵しやすくします。
⑧容器に詰める
容器に詰めていきます。
少量ならば、強度のあるビニール袋でもいいでしょう。
我が家は量が多いので、プラスチックの樽に入れました。
松葉味噌の場合
この樽に仕込むときに、松葉を入れます。
上にまんべんなく敷くこと。
それで充分なのでしょうが、今回は間にも松葉に入れ込んでみます。
更に味噌の種を重ねます。
全部味噌種を入れて、その上に松葉を散らしました。
この松葉が柔らかくなり、味噌に旨味成分が染み渡っていくことでしょう。
松葉を味噌に入れる効果は?
松葉のアミノ酸24種類のうち、うまみ成分はグルタミン酸とアスパラギン酸。
それらが味噌を作っていく過程で溶け出していきます。
松葉の発酵する力も相乗効果が期待できます。
……と書いていますが。
味噌造りは今年で3年目なのですが、実は今回初めて松葉味噌を作りました。
なので、どんな味噌ができるのか?
実際に出来上がったときにレポートします!
関連情報
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