松の炭はデトックスに効果あり?!一般的な炭の効果効能と松炭ならではの特徴も解説!
こんにちは。松葉研究家の及川みぃちゃんです。
わたしの愛読している書籍「大日月地神示」には「炭食べなされ」という記述があります。炭について調べてみると、様々な効果効能があることがわかりました。ここでは、一般的な炭に関する効果効能と、松炭ならではの効果についてお伝えします。最後までお読みいただけると幸いです。
炭の正体は?灰と何が違うの?
炭は一般的に樹木――備長炭というように木を炭にしている場合と竹や麻等を炭にしている場合があります。今回、わたしは常緑樹である松を炭にしてみました。
灰は、木が燃えた結果できるものです。言い換えると、酸素を充分に取り入れて、燃焼してできたものが灰です。
木材に充分な酸素があって、燃焼すると灰になる
「木材」 + 「大気中の酸素」 = 「灰」 これを「燃焼」という
一方、炭というのは、充分な酸素が行き渡らないでできたものです。今回、ペール缶に松の枝を入れ、屋外に設置している薪ストーブで燃焼させて松の炭を作りました。缶の中には限られた酸素しか無く、燃焼させるのに十分な酸素が無かったために炭になったのです。
ところで炭というと、炭素だけを想像しがちですが、そうではありません。そもそも樹木は、①セルロース・セミヘルロースなど炭水化物(多糖類)②酸素・炭素・水素③カルシウム・マグネシウム・カリウムなどの金属で構成されています。先ほどの灰の場合は、③の金属が酸化した状態をいいます。
しかし、炭の場合は、炭素が酸素が少ないために二酸化炭素に変化できずそのまま炭に。また、金属も酸化するための十分な酸素がないために金属のままです。
炭は、「炭素」+「金属(ミネラル)」
灰は、金属が酸化したもの
また、灰は燃焼でできたものと前述しました。炭ができる過程は炭化といいます。
「木材」 + 「不十分な酸素」 = 「炭」 これを「炭化」という
炭は構造上細胞壁のみが残ります。なので、ハニカム構造、多孔質な状態となります。その空洞化した部分にいろいろなものを吸着するという作用が働くのでしょう。
また、炭というのは、純度が高ければ高いほど、電気的にはマイナスの性質を持っています。水に炭と入れるとアルカリ度(Ph値)が上がります。浄水効果があるのはこのためです。
炭の特徴
①ハニカム構造のため、様々な物質を吸着する作用がある
②電気的にはマイナスの電子を帯びている
③樹木のミネラルがそのまま残っている
一般的な炭の効果効能
それでは炭にはどのような効果効能があるのでしょうか?ここでは大きく5つの効果効能をご紹介します。
①デトックス効果
炭は物質や匂いをからめとる、という特性があります。ですから、腸内に溜まっている老廃物を吸収し体外に排出する働きが期待できます。また、腸内に溜まったガスも出すことができれば、お腹の張りも減らすことができます。
②口臭予防
炭は匂いを吸着・消臭効果があります。そう考えると、口腔ケアにも活用できます。炭入りの歯磨き粉が市販品にあるのも、うなずけます。お口の匂いが気になる方は、炭を活用すると効果が期待できるという訳です。
③新陳代謝アップ
体内に滞った有害物質が体外に排出されると、血液やリンパの流れがよくなります。結果、新陳代謝がアップします。更に美肌や健康の基盤が作られていきます。
④ダイエット効果
炭には無数の穴が空いています。そこに食事で摂った脂肪を吸着するという作用が働きます。そのため、身体に入ってきた余分な脂肪を炭と共に外に出すことが出来、結果ダイエット効果も期待できます。
⑤電磁波過敏症対策に
人間の身体はたくさんの電磁波を浴びると、肉体にプラスの電子が帯電します。敏感な人は電磁波を感じ、過敏症になる方も。先ほど書いたように、炭はマイナスの電子を帯びています。そのため、炭を摂取することで身体のプラスの電子を吸着して体外へと出す働きもあります。
炭の使い方
では具体的にどのように活用していくのかお伝えしていきます。
①洗髪・洗顔に使う
普段使っているシャンプーや洗顔料に混ぜるという活用方法があります。
②歯磨き
歯磨き粉に混ぜるという方法です。炭入り歯磨き粉が商品化されていますが、市販品ではなくご自身で炭を混ぜて使うのも一つの活用法です。
③食べ物や飲み物と共に
炭は他の食材を邪魔するような味はしないので、食べ物に入れることができます。また飲み物に入れることも。腸内に溜まっている有害物質や代謝されない脂肪、役目を終えた腸内細菌等を身体の外に出す手助けをしてくれることでしょう。
松炭ならではの使い方
次に松ならではの使い方について解説いたします。
松の炭は、脂分が多い炭です。なぜなら、松脂が多く含まれているから。水に入れて混ぜると、油膜が張ります。それを飲むのもいいですが、おススメは「そのまま舐めること」です。
一般的に炭は一日1〜2gを推奨しているようです。その人それぞれの腸内環境によっても許容範囲は大きく変わります。摂取しすぎると便秘するので、ご自身の身体と相談して摂取してください。
また、書籍「松葉健康法」では以下のような症状の時に、松の炭を使うことを勧めています。
- 吐き気・・・粉末を喉に貼る
- 歯ぐきの腫れ、歯槽膿漏・・・痛む歯に詰める
- 切り傷・・・粉末を付ける
- 頭の腫れもの・・・松の炭を油で練って塗る
- ひょうそ(手足の指先に細菌は入って膿が溜まる病気)・・・松の炭をゴマ油で練り塗る
- 白髪に・・・松の炭を油に混ぜて塗る。洗うと落ちるが何度も繰り返していると黒くなる
一般的な炭について、そして、松の炭についてお伝えいたしました。炭の特性を知ったうえで、炭を活用していただければ幸いです。
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