躍る大地

庄内の松だより|2024年6月

山形県庄内地方は6月23日に梅雨入りしました。例年より11日遅く、去年より14日遅かったそうです。14日といえば、2週間。昨年6月9日には梅雨だったのですね。記録していないといつから梅雨だったのか、すっかり忘れてしまいます。

 

さて、春に伸びた松の緑はどんどん成長しています。特に若木はどんどん伸びます!

 

来月あたりには、その緑の葉は若い葉、新しい葉としての役目が始まることでしょう。

 

この時期の緑も秘めたパワーを持っています。

我が家ではいつもご飯を炊くときに入れています。

 

 

緑を入れて炊くとほんのりとお米が甘くなります。我が家はだいたい雑穀と黒米、小豆を入れて土鍋でお米を炊いています。ご飯が美味しいと日々の暮らしの質が上がる感じがします。

 

話が脱線しました(笑)

松でも黒松より五葉松のほうが若い葉が伸びるのが早いようです。

 

触ってみると黒松よりかなり柔らかいです。ただ、わたし自身五葉松で松葉茶を作ったことが無いんです。今度試してみます。

 

そして、受粉した花粉は成長して青ぼっくりへと変化してきました。

 

昨年はこの青ぼっくりを砂糖水に漬けてみたのですが、うまく発酵せず、美味しいものはできませんでした。今年は焼酎漬けを作ろうかと思っています。青ぼっくりは、この季節しか採取できないものです。松はいろんな効能があるのですが、松ぼっくり(松かさ)は特に神経系に効果が優れているそうです(書籍「松葉健康法」より)。この時期ならではの青ぼっくり。もっと活用していきたいです!

 

ちなみに青ぼっくりが茶色い松かさになり、その間に種ができます。だから、青ぼっくりは子孫を残すためにできるものです。だからでしょうか?あまり若い木には青ぼっくりができません。ある程度成長した松の木に松かさが生ります。人間なら10代後半から子供を産める身体になっていく。それと同じなのでしょう。

 

7月後半から8月には新しい葉での松葉茶が飲めそうです。ちょうど梅雨明けした頃と重なります。今から愉しみです。

 

この記事を書いた人

及川美由紀(みぃちゃん)

1969年生まれ東京都出身。2022年鎌倉より山形県酒田市に移住。「庄内に住むのなら松の良さを広めなさい」という内なる声に導かれて松仕事を始める。(好きなこと)文章を書くこと、夫と踊ること、氣功すること、ヴィーガン料理を作ること。著書に「心の病は自分で治せる」がある。愛読書は「大日月地神示」。

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