頭痛——とてもつらいものです。すぐに解決したいですね。その解決方法として薬に頼りたくない方も多いのではないのでしょうか？今回は頭痛の時に松葉を使った有効的な方法をご紹介いたします。筆者の体験談と合わせてご覧ください。

突然の頭痛に松葉

原因はともかく頭痛は早く治したいもの。自然療法的に何か手立てはないかと思い、手に取った本はこちら。

松葉健康法

当ブログでは何度も登場している書籍です。この中の様々な症状の時、松葉を使った対処方法が記載されています。実は頭痛については書いてありません。しかし、脳卒中の欄にこのような記述がありました。

（前略）……松葉を噛んで滲みでる汁を飲み下していると、血液を浄化して血栓を防ぐ効果がある。あるいは、松葉を一掴み煎じて内服する。（後略）

頭痛も脳卒中も頭（脳）のトラブルだとしたら、同じように効果があるのでは？と思いました。

頭痛のとき松葉を噛んでその汁を飲む（体験談あり）

その日に取った松葉を2，3本噛みます。それを2回繰り返して横になりました。そうしたら起きた時にスッキリしていたのです！また、翌朝松葉を噛み、松葉を煎じて飲みました。

（具体的な煎じ方はこちら！）

松は鉄を嫌う？松葉茶の美味しい淹れ方を改めて検証してみた | 躍る大地

体が温まり、次第に氣分も楽になりました！！！

松葉は血液を浄化する

松葉にはテンペン属の油が含まれています。この松の精油は不飽和脂肪酸が多く、血液中のコレステロール値を下げる効果があります。そしてコレステロール値を正常にするだけではなく、高血圧や脳卒中にも効果があるのです。

また日本の黒松や赤松には、ほかの地域の松よりビタミンCが多いです。このビタミンCとケセルチンは高血圧に効果があると考えられています。ビタミンCは血管強化、ストレスへの抵抗力を強める働き。ケセルチンはタマネギの皮などにも含まれているフラボノイドで抗酸化作用があります。さらに解毒作用のあるグルタチオンを増やすという報告もあがっています。

松に含まれるテンペン属の精油（ピネンやテンピオネール等）、ビタミンC、ケセルチン他にも様々な栄養素が血液を浄化し、固くなる血管を和らげてくれます。頭（脳）の中の血管内で炎症を起こしていた箇所、つまり頭痛の元も、松によって炎症を抑えることが可能と考えられます。

松は未解明で魅力的な生薬

頭痛と松葉についてお伝えしてきました。実際に松に関して解明されていないことがたくさんあります。生薬の共通したところでありますが、現代科学の分析あるいは研究がまだなされていないことが、たくさんあるのです。逆に未解明な部分、自然界の植物の未知なところが魅力なのでしょう。

……というわけで、頭痛の時に解決方法として、松を利用して痛みを改善するやり方をご紹介しました。松が手近にあるのでしたら、試していただきたい方法です。

また、痛みが無い時でも、松葉を噛んでその汁を飲んだり、松を濃く煎じて飲んでみたりする。そうすると、血液を浄化し炎症しにくい身体作りに役立つことでしょう。