躍る大地

恩師が亡くなって今日で7年

こんにちは。松葉研究家の及川みぃちゃんです。

 

今日は過去の振り返るエッセイを書き綴っていきます。

 

よかったら最後までお付き合いください。

 

 

仲人してくださった恩師の死

 

今朝ラインに知らせが入っていた。

 

今日で先生が亡くなってちょうと7年ですね、と。

 

そうか。

 

もう7年になるんだ。

 

共にご飯を食べた先生と仲間たち

 

恩師というのは、大学のゼミの教授。

 

わたしは法学部で民事訴訟法のゼミに所属していた。

 

先生は大学教授であり、現役の弁護士だった。

 

肩書きだけみると厳ついが、優しい表情の好々爺。

 

ゼミの前後に必ずゼミ生をご飯に連れて行ってくれた。

 

先生は教授仲間といるより、生徒といるほうが楽しいとおっしゃる人で。

 

わたしらの雑談をニコニコを聞いておられた。

 

わたしは土曜日は授業がないのに、ご飯食べたいがために大学に行ったものだ。

 

先生にご馳走になって、仲間とカラオケに行くという流れが定番だった時期もあった。

 

ゼミの講義だけではなく、週2回一緒にご飯を食べる仲間。

 

サークルの友達より仲良くなっていった。

 

授業は何をしたか全く覚えていないけど(笑)

 

先生の元に集まった仲間で遊ぶことは多かった。

 

冬は一週間ゼミOBが働く戸隠のペンションに泊まり込みスキー合宿。

 

ゼミ合宿は先生は一泊だけ。帰られてからはテニスやったり、飲み会を愉しんだり。

 

とにかく遊んだ記憶しかない。

 

飲み会をすると、先生から「これを足しにしてください」と一万円渡される。

 

だから、たまに二次会は参加費無料になることもあった。

 

あまりにお世話になるからと、先生の誕生日会も開催していたほどだ。

 

 

お正月は渋谷初台にあるご自宅に招かれて。

 

奥さまが作る手料理をこれでもか、というほど頂いた。

 

広いお宅なので、3、4年のゼミ生30人で訪問しても問題なかった。

 

 

仲人をお願いした間柄

 

わたしの元夫は、そのゼミの仲間のうちの一人だ。

 

当時でも珍しかった仲人をその先生にお願いした。

 

先生はわたしたちについてのエピソードを披露宴で語ってくれた。

 

学生時代授業で忘れ物があった。

 

黒い手帳だ。

 

開くとあるゼミ生の名前が書いてあったので、先生はその男性に渡した。

 

でも、その手帳はその男性ではなく、付き合っている女性、即ちわたしの手帳だった。

 

それで当時二人がお付き合いしているのだな、と先生が知ったきっかけとなった。

 

そんな話を披露宴で語ってくださった。

 

1995年のことだ。

 

 

亡くなった年は大きな変革期

 

2017年1月16日。

 

恩師が亡くなった。

 

その頃、元の夫とは愛情も情さえも持たなくなっていた。

 

自分の人生を変えたいという思いが強く、離婚したいと考えていたから。

 

決して元夫が嫌いな訳ではなかった。

 

でも、そのままの人生では終わりが見えていた。

 

あまりに楽しみの少ない苦しみが多い人生。

 

諦めて生きるのは嫌だったから。

 

 

恩師が亡くなったことで、なにか吹っ切れたのだろうか?

 

仲人してくれた先生が亡くなったことで、結婚生活に終止符を打つことに躊躇いがなくなったのかもしれない。

 

 

些細なきっかけから別居、そして離婚。

 

離婚届けはその年の4月1日。

 

シニカルな笑いが好きな元夫らしい日付の選び方だった。

 

それから長年飲んでいた向精神薬を止められて。

 

同じ年の年末には、今の夫と出逢って。

 

この2017年は、わたしの人生は大きく流れが変わっていく分岐点の年だった。

 

あれから7年。

 

わたしはますます人生で歓びを感じる時間が多くなり、幸せを味わう時間が増してきた。

 

 

過去を思い改めて感謝

 

恩師の死からの思いを徒然。

 

素敵な先生だった。

 

いい仲間だった。

 

 

蛇足だけれど、ゼミ入試の論文について。

 

先生がとても高く評価してくれたらしく。

 

先生はわたしをゼミ長に推薦してくれたそうだ。

 

でも、先輩方が他のメンバーを推したので、それは無くなったけど。

 

人生で一番まともな論文(卒論より!)だったかもしれない。

 

タイトルさえ、覚えていないけれど(笑)

 

 

今住む地の近くに先生が顧問弁護士していた会社の名前が書いてある建物がある。

 

それを目にしたとき、ぼんやりと先生のことを思っていた。

 

先生を偲ぶきっかけの前触れだったんだなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

及川美由紀(みぃちゃん)

1969年生まれ東京都出身。2022年鎌倉より山形県酒田市に移住。「庄内に住むのなら松の良さを広めなさい」という内なる声に導かれて松仕事を始める。(好きなこと)文章を書くこと、夫と踊ること、氣功すること、ヴィーガン料理を作ること。著書に「心の病は自分で治せる」がある。愛読書は「大日月地神示」。

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