松語りラジオ第６話「松にはどんな栄養があるの？」を文章に起こしました。ラジオと共にお愉しみください。

松語りラジオ～皆んな松で元氣になろー！第６話

古来より、日本人と共に生きてきた松に、より親しんでもらいたい。松を通じて忘れかけている日本人の叡智を取り戻そう！という番組です。パーソナリティは松の語り部、及川みいちゃんです。よろしくお願いいたします。

さて今回、第6話「松にはどんな栄養があるの？（総論）」です。松には、たくさんの栄養があります。今日は大きく五つご紹介いたします。

松の栄養は大きく５つ

1つ目、アミノ酸は人間の体に必要なタンパク質の原料です。自分では作れないタンパク質の原料を必須アミノ酸と言いますが、その9種類すべてが松に含まれています。それ以外の必須ではないアミノ酸を含めると21種類以上！松葉は良質のタンパク源なのです。

そして2つ目ビタミン類。松葉にはビタミンAとビタミンCが含まれています。ちなみに、ビタミンBはありません。

3つ目は葉緑素。クロロフィルと呼ばれています。緑葉食野菜に多く含まれていると言われるとわかるかもしれません。

4つ目はミネラル。特に、鉄分、リンと言った人間の体に少量でいいけど無いと困るミネラル分が含まれています。

そして5つ目、松ヤニ、松の油からはテンペン属と呼ばれる不飽和脂肪酸の多い油が取れます。

松の栄養

1. 必須アミノ酸9種類全て。非必須アミノ酸を加えると２１種類以上
2. ビタミンA,ビタミンC
3. 葉緑素（クロロフィル）
4. 鉄分、リンなどのミネラル
5. 不飽和脂肪酸の多いテンペン属という油（脂肪）

タンパク質の原料を作るアミノ酸が豊富で、不飽和脂肪酸の多い油、ビタミンAとビタミンC。そして、葉緑素、鉄分にリン。他にも栄養があります。これだけの栄養が一度に取れるってすごいことだと思います。

それも野菜や野草であれば一年中採れることはありません。正確にいうと、今はビニールハウスで栽培ができるので、一年中野菜がスーパーでも出回ってます。しかし美味しいと感じる旬であります（昔はその時期しか野菜は採れませんでした）。

松葉は一年中青々と、自然の中でも葉を茂られています。だからこそ、松は昔から長寿の象徴であったり、めでたいものとして大切にされてきたのでしょう。

次回からは、それぞれの栄養とその栄養がどんな働きをするのかについてお伝えします。