松葉液は松葉のエッセンス?!効能と実際に作り方を解説!
こんにちは。松葉研究家の及川みぃちゃんです。松葉の活用方法の中で、松葉茶や松葉ジュースなど松葉を使って飲み物を作る方法があります。その中で今回ご紹介するのは、松葉液。松葉液とは何なのか?どんな効果効能があるのか?そして、実際の作り方もお伝えいたします。
松葉液とは?
書籍「松葉健康法」によると、松葉液は正確には松葉ではなく、松の緑を使用します。
松の緑というのは、松の葉先に出てくるものです。
緑には見えませんが、ちぎってみると断面はこんな感じです。
手元がちょっとピントが合っていませんが(笑)、ご容赦ください。さて、この緑を氷砂糖を溶かした水に漬けておくと松葉液が出来上がります。ミドリで作るのだから、松葉液ではなく「松の緑液」ですね。
葉が出る前のこの春の時期だけ採れる緑。一番松が元気になる時期に伸びる箇所なので、栄養が豊富です。それだけにこの緑を使っ松葉液を家庭の常備薬のように、たくさん作る方もいらっしゃるそうで。今年はわたしもできる限り多く作ってみようと思います。
そして、お味。これがほんのり甘くておいしいのです。松の葉についている菌が砂糖を餌にして発酵します。時間が経ち発酵することで、ジンのような甘いお酒のような香りがしてきます。作って10日くらいから飲めますが、半年程度たってもおいしくいただけます。ただ、発酵が進むと酢になるので、保存方法は注意が必要です。
一方、いわゆる松葉ジュースと呼ばれるものも、松葉液の一種として「松葉健康法」ではご紹介されています。松葉ジュースについては、また別の機会に。
松葉液の効果効能は?
松葉は元々仙人食。仙人が食べていたものです。松葉を食べることで身体が軽くなります。松葉に含まれているテンペンという不飽和脂肪酸がコレステロールを溶かします。そうすると、肉体にある老廃物が身体の外に排出されることに。その結果、身体が軽く感じるようになる、という流れです。また、肉体全体の「氣」もみなぎるので、肌の艶も良くなる、というのが、松葉健康法に書かれている効果効能です。
わたしの体感ですが、松葉茶よりも身体がすっきりとします。ほんのり甘いのを飲んですっきりするのは不思議な感覚です。
松葉液の準備と作り方
最初に用意するものをご紹介します。
用意するもの
- 4合瓶(720ml瓶)
- 松の緑(4センチ~6センチ程度のものを20本前後)
- 氷砂糖(60g)
- 水(600㏄)
ここでは瓶を使いましたが、広い口のガラスビンも良いです。なぜなら、口が狭い瓶は飲み終わってから、リサイクルに出すとき緑を全部出すのに手間がかかるからです。
作り方
①瓶は新品でない場合、煮沸消毒します(わたしはとてもずぼらなので、瓶を洗ってからウォッカを霧吹きで吹き付けました。わたしの方法では滅菌にならないので、自己判断でお願いします)。
②鍋に水600㏄と氷砂糖60gを入れます。氷砂糖は水の1/10の重量です。甘いのが苦手な方でも砂糖の量は減らさないでください。発酵するための餌となる砂糖が少ないと松葉液がうまくできません。鍋に火をかけて、氷砂糖が溶けるまで熱します。溶けたら、常温になるまで冷まします。
③冷めるのを待つ間に松の緑を瓶に詰めます。
④冷めた砂糖水を緑を詰めた瓶に注ぎます。
⑤最後に作った日付を貼って完成です。
出来上がった松葉液は冷暗所に。日当たりのよい場所では、発酵が進みすぎることもあります。
日々の松葉液が身体を軽くする
春の時期ならではの松葉液を作ってみました。松の緑の時期は山形県庄内では4~5月ですが、南の温かい地域だともっと早いかもしれません。今が旬の松葉の緑を使った松葉液をご紹介させていただきました。身体だけではなく気力も満ちる松葉液。機会があれば一度試してみてはいかがでしょうか。
関連情報
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